強めのA#をちょうだい

アカペラという広い海域を泳ぐかと言えばそうでもない。

いなせ、とは。

こんばんは、つかたんです。

年末ですね。アカペラの現場の方は少し前に現場納めして参りました。(ジャニの現場は京セラドームでカウントダウン)

 

と、いう訳で。

アカペラブログ、もう1年も放ったらかしてました。

久々に、徒然と。いいことも悪いことも言います。全肯定出来ない仕様。

 

INSPiの17周年記念ツアー「17(いな)せだネ☆」が12月8日から15日までの2週間で東名神と、3カ所6公演行われました。

結果、東京神戸の4公演参加でした。12月8日東京昼夜、12月9日神戸昼夜。

 

セトリは杉ちゃんがTwitterに上げてくれたのかな。

ありました。セトリ。やったね。

最近はSNSが発達したもんで、数年前からライブ終わる毎に誰かがツイートしてくれててありがたいですね。

洋楽になると途端にわからなくなっちゃうから。

 

ここからツアーのレポとか出来ればいいんだが、ちょっと今回は道を逸れて。

最近思う事をだらだらと。読み返したら長かった…。4300字ぐらい。

 

でまぁ、まず今回のツアー総評としては「うーん、まぁ、プラス、かなぁ。」というのが正直なところ。

基本的に内輪で盛り上がってるのってアカペラ界の良いところであり、悪いところだと思っていて。

まぁ、ワタシも進んで交友関係を広める方ではないので、どのくらいの人数がどのぐらいのタイミングで新規として輪の中に入って来ているのかはわからないのですが、良くも悪くも人が入れ替わると軸がブレるもんで。

まぁ、軸がブレた結果として人が入れ替わっているという結論も立たなくはないな、と思いつつ。

ここ数年で少しずつ変わりゆく客層と、提供されるものにモヤモヤを抱いていた事は紛れもない事実です。

 

平成も終わりに近付き、SNS・デジタルコンテンツなどの発達と共に、CD・DVDという「形に残るもの」が淘汰されていく時代ですから、アーティストとしてもデジタルに対応していくのが当然であり、必然であるんだろうなぁと思う部分もあります。

ここで敢えて「You Tubeにカバー曲をアップする」という非常にグレーな部分をつついて行こうかと思います。

 

INSPiの公式チャンネルから放たれるカバー曲の数々。遡ると6年前の投稿に行きつきます。2012年2月24日、「INSPiのココロ歌100選」

なつかしー。懐かしすぎて涙出るやつ。

これに関してもほんと色々有りすぎてこれだけでブログ5件ぐらい書けそうですね。書きませんが。

 

それからまた色々インスピ浪漫劇場とかもありつつ、3年前、2015年1月29日。

「本気でやってみたシリーズ」

来ました。INSPiが譜面付き動画として、ただ歌うだけでなく動画の下半分に譜面を載せるという企画ですね。

譜面付きと聞いてワクワクして開いたら当然のように五線譜が5人分しか載ってなかった時に受けた衝撃も、つい昨日のことのように思い出せます。ナツカシー

そこから何の火が付いたのか、INSPiはのめり込んでいるのか、飲み込まれているのか傍目では区別が付かないぐらいの勢いでこのシリーズを更新し始めます。

「ココロ歌」では定点カメラに揃いの衣装、合唱なのか、アカペラなのか、見分けがつかないぐらいにギリギリのラインを歩いていましたが、「本気シリーズ」は全く違う「映像編集」という武器を手に入れ、切ったり貼ったり重ねたり伸ばしたり、画面酔いカメラ酔いドンとこい、最新動画モンキーマジックではポケモン効果*1狙ってんじゃないか、ってぐらいの光量差。

……うーん……。

 

賛否両論あるかと思いますが、ワタシは基本シンプルな方が好きです。何故なら余白で色んな考察が出来るから。この辺は己の血に流れる小林賢太郎イズムをひしひしと感じます。(わかんない人はggって)

 

また、ワタシの友人にすれば耳タコな勢いですが、ステージ明かりとして使われるLEDライトが嫌い。まー、キライ。親の仇かってぐらい好きじゃない。

灯体一つの安さとか電球寿命におけるコスパとか考えると、一台で何色にも変化できるのはまさに同じ灯体配置で様々なアーティストが歌うライブハウスには持ってこいなのはわかっているんです。

でもね、のっぺりするんですよね、LEDライトって。

この辺は好みなので「あののっぺりがいいんや!」って人も勿論いるとは思いますが。(いないかな)

でもイヤなの。いくらスモークを焚いても光の筋が出ないあの平坦さがイヤ。

 

歌って物語だとワタシは思うんですよ。恋人たちだったり、友達同士だったり、親子だったり、そういった登場人物がいて、目の前の相手に素直に伝えられないようなことをメロディに乗せて届けたり、またその様子を描いたり。

誰かの想いがあるから、そこに言葉が生まれて、メロディの力を借りて飛び立つんだと思ってます。ミュージカルが好きな人にとっては特に、歌ってそういうものだと思うんですよ。*2

 

で、何が言いたいかって。

本気シリーズは、デジタルコンテンツとして映像を付属させるにしては映像の比率が歌に対して極端に軽すぎる。

と、最近のワタシは思う訳です。

ただ、その動画を見てファンになってくれた方もいるという事を鑑みると、やはり一概にはNOと言えないというか。

アーティスト本人たちが「これや!」って出したものを「すごい!」って見て、ライブにまで来てくれるファンの間に、価値観の差異は生まれていない訳で。ならば逆にワタシの方がイレギュラーなのではないのか。そうも考えられる訳です。

 

ここから一気に時系列がごちゃごちゃしてくるのですが。

「本気シリーズ」「DaiSpi」「ペラリーマン」そして「伸二さん休養」

人間ってまぁまぁ個々のポテンシャルの問題もあるけど、一度に複数の事象が起きると感情の持って行きどころがわかんなくなっちゃうんだよね。

つまり、「何となく自分が追い掛けている作品に対しての物足りなさを感じ始めている頃に一人増えることと、一人減ることを体感すると、自分が一体何に対して不満を持っているのかが分からなくなってしまう」という状態に陥ってしまうんです。

ペラリーマン生活が始まってからは、

「ライブは次いつあるかわかんないから絶対行く」

「ライブ行ったらいつもと何か少し客層が違う」

「いつもと何か少し盛り上がり方が違う」

「っていうかそもそも人数が違う」

「出てる音が違う」

「ネット配信リアルタイム視聴できないのが増えていく」

「たまに見ると何かコメント欄の反応が自分と違う」

「価値観の差異を覚えるのは自分だけなのではないか」

「でもライブは他人と楽しみ方が違ったってずっと楽しいから行く」

「でもやっぱり反応の違いに戸惑う」

みたいな事がエンドレスでループしていくんですよね。

 

ここで、周りとの温度差について行けなくて離れるのが多分一般的なんだろうなって思いながら、気付いたら伸二さんが休養から帰ってきて、CDが出て、デジタルシングルが出て、ライブがあって、また伸二さんの休養があって、動画がアップされて、伸二さん帰ってきて、17周年ライブ。

数えれば干支一回り。阪急三宮駅でのストリートライブ、開始が直前で早まったおかげで遅刻して、ライブ何曲目かだった「め組のひと」を歌うINSPiを初めて生で見てから12年。

そして今回、17周年記念ツアータイトルは「17(いな)せだネ☆」

 

何か怖いぐらいに物語じみてるんだけど、残念ながら偽りない事実で。

挙句ツアーの終盤、17せメドレーから、懐かしのクリスマスメドレー、そして本編最後のアイシテル。

畳み掛ける様にフラッシュバックする色んな記憶に気持ちが付いて行かないまま、アンコールで「粉雪」

 

粉雪が僕らを巻き戻して

出逢った頃の気持ちを胸に甦らせてくれる 

忘れない あの時感じた事

空に誓うよ いつでも君が側にいてくれますように

 

何かもう、あーーーーってなった。なるしかなかった。語彙の消失。

ジャニの現場で軽率に「エモい」とか言ってるけど、多分そういうんじゃない何か。

それがぶわーーーって押し寄せてきて、正直今でもまだ飲み込めてない。

個人的には平均以上は語彙を持ってる自覚があっただけに、この感情に相応しい言葉を見つけられずにいるのがすごく気持ち悪い。

 

ただ、12月8日の表参道GROUNDでINSPiのライブを見て、「また明日も見たい」って翌日神戸のチケットを買うぐらいの力はそこにあったんだな、って思った。

 

正直まだまだデジタルコンテンツとしての動画クオリティとか、番組クオリティとか、今のINSPiとファンとの距離感とか、ライブでのハプニング対応、純粋なハモリの精度、ライブトータルクオリティの変化とか。そういうのに付いて行くには消化する時間がもっともっと必要なんだと思うんだけど、多分ワタシはまた性懲りもなく7月の前半土日をINSPiライブで埋めるんだろうなぁっていうのは何となく感じていて。

ずっとずっとINSPiを宝物のように大事に大事にしてくれるファンの方とか、新しくガッツリ精力的にコメントとかリプライとかして付いて来てくれるファンの方とか、そういう人たちにとっては「文句言うなら来んなよ」ぐらいの気持ちかも知れないけど(そんな口汚くはないか)

でも、何か、もうちょっとだけあーだこーだ言わせて欲しい。

褒める人はいっぱい居るからさ。ちょっとぐらいね。一人ぐらい紛れてても許して。

 

で、今回のタイトル。

「いなせ」って「鯔背」って書くんですって。鯔、イナ。読み仮名違いはボラ。あのボラ。

「粋でイナセな」とか言いながら、ボラだって。(正確にはボラの幼魚)

まぁ、昔はボラも高級魚だったらしいけど。ちょんまげ時代の月代の青さをイナの青さと掛けてたみたい。

イナって、イナ→ボラ→トドって名前の変わる出世魚なんです。

じゃあ、イナがトドになるまでは追っ掛けててもいいかなーって。勝手に。

トドになるまで何年掛かるんだろ。わかんないけど。

わかんないけど、何かもうちょっと気持ちの整理が付くまでは眺めてようと思います。

 

ブログに書いたら何かまとまるかと思ったけどそうでもなかった。

ここまで読んでくれた人いたらありがとうございます。

一切アルコール入ってないけど、居酒屋で管巻いてる人みたいになった。

年の瀬に何やってるんでしょうね。

ブログ2本書くつもりだったけど、既に4000字オーバーで4時越えなのでもう一本はまた今度。

ではまた年明けに。諸々のカウントダウンライブ行かれる方は楽しんで。ワタシは京セラドームのどこかでうちわを振って年を越します。

良いお年をお迎えください。ではまたどこかで。

つかたんでした。

*1:ポケモンのアニメで画面上の強い光の重なり合いで体調不良を訴える子供が続出した事件より

*2:勝手に巻き込んだけど、そうじゃないミュージカルファンの方いたらすみません

6声が5声になることで見えてきたこと、とか。

どうも、こんばんは。つかたんです。

2017年7月19日から同年10月25日が怒涛の勢いで過ぎていきました。

みんなが各々の場所で各々の思い出を作れていたのならあの無茶スケジュールも決して無駄ではなかったのかなぁとか思ったりします。誰目線。

この100日ほどに関しては視点が違えば意見が違うし、今回は特筆しないことにしました。

まぁ、「今回は」なのでまたいつかぼそぼそ呟いてるかもだけど。

 

そして様々な想いが錯綜する中、迎えた11月1日。

今回はこの11月に入ってから感じたことを取り留めもなくつらつらと書いていこうと思います。着地点は今のところ決めてないのでまとまりなく終わったらすみません。

まぁ、ブログってそんなもんだから、って事で。多分シラフじゃ書けないので多少ガソリン(お察し)入れてることをお許しください。←

あ!ライブレポとかでもないです、ただの考察記事。すいません。

 

11月入ってからのワタシの現場記録的には

・11月1日 新体制一発目レギュラーライブ

・11月3日 山田錦の郷・十三夜会

・11月18日 いずみがおか広場Winter illumination点灯式

・11月22日 レギュラーライブ

の4本です。レギュラー2本、フリイベ2本。個人的にはこの3日-18日の間にレギュラーをもう一本入れたかった。

 

全体のバランスとしては11月1日から22日までで、ぐんと良くなったように感じました。間を空けて見に行ったから余計に感じたのか、トークのテンポもコーナーの段取りも、何よりもお客さまの緊張が解れていたのが一番肌で感じられました。

と、いうか手拍子の感じを聴いてると、22日の真ん中より後ろらへんのお客さまはあまり手拍子慣れしてないような空気を感じたりもしたのですが。どうなんじゃろ。

勿論、後列にいても毎週通っているようなお客さまもいらっしゃるので、一概には言えませんが、それでも少しだけ層が変わったのかなぁと思ったりしたことも確かです。

 

んで、肝心の歌に関して。

Joeさんがボイパをやめてコーラスに入る曲が何曲か増えてきました。

Rennくんがベースだけじゃなくてコーラスに入る曲も、更にはリードに入る曲も。

うーん、でもそれでいいのかな、っていうかそれを売りにしてしまうのは何だか違う気がして最近少しモヤモヤとしたり。

勿論、リードを歌ってくれれば嬉しい部分もあります。何てったって目立つし

でもそれって普段のパートを卑下しているようで何だか納得いかないのです。(そんな訳ねぇよって声は十二分に受け止めます)

多分それはワタシが10年来INSPiのボイパを追っ掛けてきた事に起因するんですよね。きた、って過去形になったけど現在進行形ですよ。現場少ないだけで、生涯現役です。

 

 

↓こっから酔いどれの気持ち悪い主張↓

アカペラにおけるボイパっていうパートってほんとデリケートなんですよ。

1番丸々パートがない最後のしっとり〆でパートがない、下手すりゃサビしかボイパしてないどころか、メロでボイパしてるのにオフマイク(オンマイクにさせてもらえない)、みたいなことが日常的に起こりかねない。(っていうか上記全部目撃したことある)

そんな中でも、その人のボイパが聴きたくてライブに足を運ぶ人がいるんですよ。楽しそうにボイパする姿見たくてライブに行くんです。

Rennくんを応援し始めてからベースも注意して聞くようになりました。リフとかホーミーとか、この会場低音めっちゃ響くなーとか、あっ、この音、普段と出し方違うんじゃないかなとか、思うようになったんです。

勿論リードは嬉しい。何度だって言う、嬉しい。

でも、リードだけでアカペラが成立してるわけじゃないのはみんな良く知ってるでしょう?

↑酔いどれの主張ここまで↑

 

結局何でこんな記事を上げるに至ったかというと、22日のライブで大好きな曲が5声アレンジになりました。Joeさんが完全にボイパをやめてコーラスに入る形での5声アレンジでした。

彼らが歌っている最中は声の聴き分けに必死で何も考えてなかったんだけど、終わってから気付いた。ワタシは何を聴きに来た?

 

6声でやっていたものを5声にリアレンジしたり、その新しい譜面を練習したりする労力は本当に途方もないものだとは思うんだけど、でも、「Joeさんがコーラスに入った」「Rennくんのリードが増えた」以外にもっともっと主張するべき部分があるとワタシは思う。

っていうかもっと違うところでもすごいところいっぱいあるから!!確かにわかりやすいのはその辺りかもしれないけど、全体的な安定感だったり、進行の能力だったりは本当にレベルアップしていて。

きっと各人が1.3倍じゃ収まらないぐらい努力していて、成長していて。

それだけじゃわかんないよ、全部箇条書きにして行けよ、って言われそうなんだけど、そこは皆さん自身の耳で、身体で体感して欲しいとワタシは思ってしまうので、皆さん、ぜひともタイミング合えば会場に足を運んでみてください。

 

近い予定だと今週末の11月25日梅田スカイビル「ドイツクリスマスマーケット」で18時15分~と、20時15分~の2回。ツリー前のステージなのでわかりやすいかと思います。

遠い予定だと今は2018年の1月6日SWing Ville公演まで決まっています。

年末年始神戸にいる方はぜひぜひ、神戸赤煉瓦倉庫K-waveで開催されるカウントダウンライブへ。

その他、クリスマスイブは名古屋パラダイスカフェ21など、神戸以外でのライブも決まっておりますのでお近くの方はぜひぜひ。

xavyells.jimdo.com

 

後半完全にダイマ。またしても。*1すいません。

今回ちょっとボイパヲタが黙ってられなかっただけなので何か本当にすみません。

でもね。本当に実際現場に行って、実際聴いて欲しい。出来れば、肩ひじ張らずに、楽しんで欲しいです。ほんとに誰目線。

 

5人になったthe XAVYELLSはそれでも前を向いて走り続けています。

「ひとつ苦しめばひとつ表現が見つかる。

ひとつ傷つけばまたひとつ表現が作れる。

ボロボロになる、その分だけ輝けるんだ」

ワタシの大好きな言葉を彼らに贈ってこのブログを〆たいと思います。

苦しんだ分、傷ついた分、たくさんたくさん、輝いてください。

*1:前回記事参照

今更Nostalgieの感想とか。

こんばんは。どうも、つかたんです。

ブログ始めたは良いけど、何から書けばいいのやらという相変わらずの見切り発車。

何を書こうか迷ったんだけど、まぁ、最近の話するのが一番かと思ったのでthe XAVYELLSの話をすることにします。

 

とはいえ、どうにもセトリなしでのライブ感想ってワタシにとってはかなり難しいもので。(あの曲の照明が、演出が、って言いたいタイプなので)

色々考えた結果、今更アルバムNostalgieの感想を書こうと思います。いまさらー。

 

xavyells.jimdo.com

アルバムについてはこちら↑参照。

感想と言いながら音楽の知識がないのでどうにも感覚的な話になりますが、そういうのが好きな方だけついて来て頂ければ。

という訳で早速まいりましょー。

 

とはいえ、まず誰やねんってところから。

the XAVYELLS(ザ・ザビエルズ)は、神戸三宮を拠点に活動するアカペラグループで、トップテナー、セカンドテナー、ハイバリトンバリトン、ベースボーカル、ボイスパーカッションの男性6名編成です。(10月25日でハイバリトン抜けちゃうけど。)

活動開始は2011年3月16日。現在7年目という、まぁ、まだまだ若いグループで、最年長31歳、最年少23歳(もうすぐ24歳)の平均年齢は27歳かな?結構アラサーだったw

全国各地でも勿論歌っていますが、彼らは毎週水曜日に三宮にあるCASH BOXで20時からレギュラーライブを行っています。(1D付、3000円)

という訳で気になった方は是非とも立ち寄ってみてください。

 

ステマだと思ったらかなりのダイマでびっくりしてるでしょ。←

ダイレクトマーケティングしか出来ないんです。基本、10か0か。

そんな訳で改めて彼らの最新アルバムNostalgieの感想。(と見せかけたダイマ←)

 

アルバムNostalgie(ノスタルジー)は2017年5月14日に新神戸オリエンタル劇場にてリリースライブが行われました。

通販などは行われていませんので、手に入れるにはライブ、イベントに足を運ぶしかありません。敷居が高いようで、予定さえ合ってしまえば「見て、イイと思ったその瞬間に買える」というありがたい一面も。

 

さてさて、ここからは一曲ずつ掘り下げます。

1.It's A Small World

まずは夢の国から一曲。リードはセカンドテナーのQuoくん。

この曲は認知度が高い分、アレンジは色々難しかったんじゃないかなーとか考えながら聴くのですが、皆さんはこの曲聴くとどんな風景が思い出されますかね?

ワタシはDランドにある同名アトラクションの外側に設置された大きいからくり時計を思い出します。この曲も途中一瞬音声にざら味の混じったスローダウンの瞬間があるんですが、そこは何となく就寝中の夢の中のようなイメージ。

メンバーもこの瞬間は静止だったりロボットダンスだったり、何となく時計(時間)がゆっくり流れているような雰囲気。そこからまた元気に起き出す瞬間は朝日を浴びてキラキラしているような。

そしてベースボーカルRennくんがぐっと前に出て、一節リードを取ります。

最後終わる時には何か一冊絵本を読み終えたような読了感があります。

カラーイメージはオレンジ、黄色、ピンクのポップなのをミニパーで、スローダウンのとこはダークブルーにオレンジ系のサスが6本落ちてる感じ。

 

こんな感じで12曲やるので、ホント時間ある時に読んでくださいね(笑)

 

 

2.Lion Sleeps Tonight

ジャングルの鬱蒼としたようなサウンドから始まるのは、アカペラ界ではお馴染みの「ライオンは寝ている」です。リードはトップテナーのHummerさん。

これもまたシンプルな曲なのでアレンジが難しそうなところ。でも実は原曲って聴いた事ない。これの原曲って誰のどのバージョン?ってぐらい数多くのアーティストがカバーしてる曲ですね。

コーラスはひたすらに「♪あっうぃんもえっ」(って聞こえる) 実際譜面ではどうなってるんでしょうね。気になるところです。

途中ハイトーンのコーラスが入ってくるんですが、これがバリトン担当のGottiさんっていうのが個人的にはアツい。っていうか基本ザビのメンバーって出せる音域がすっごく広くって、さっきまで下にいたと思ったらもう上にいたりするから面白い。

あと最後一斉字ハモからのハミングで終わるのがすっごい好きです。

ライブでは、知ってる、よく鳴き声を聞く動物は勿論「鳴き声聞いた事ないけど、この動物どんな風に鳴くんやろ」みたいな動物まで鳴き真似してくれるので*1、好きな動物、鳴き声を聞きたい動物がいたら是非ライブに足を運んでみてくださいw

 

 

3.Heigh-Ho

ここに来てthe XAVYELLS初の一発録り曲。

アルバムは7枚目になりますが、実は初めての試みだそうです。

普段イベントで使うケーブルマイクで一発録りしたそうです、三回。(それ一発録りって言うのか。)

という訳でメンバーのお喋りも含めて収録されてるのが何だかほっこりしますな。

リードはバリトンのGottiさんなんですが、こちらも最後かなりのハイトーン出てるのでほんとに音域の広さにびっくりです。(ただしライブでの打率は疲労に反比例する←)

あとこの曲はボイストランペットが多用されていて非常に耳馴染みが良いです。ミュート被せたボイトラ大好きマンなので、この曲は結構好きの上位にいたりします、実は。

ザビは音質(声質?)が似てるのか、みんなボイストランペットがすごく上手いので、是非聴いてみてください。

 

 

4.Amazing Grace

来ました、アカペラ王道中の王道。リードはHummerさんとQuoくん。

のっけから字ハモ。っていうか圧倒的に字ハモ、ユニゾンオンパレード。

最初の字ハモから、平歌で二音のハモリになった瞬間の研ぎ澄まされたような音のぶつかり合いは、色なしのパーライトをただ並びで当てるようなものだけれど、それが次のセクションでコーラスとボイパが乗って6本の線になると、各々の境界線が交わって広がって、ふんわりと会場を包むんです。

イメージはオレンジ+ピンクにパーライトサス6本。

……伝われっ!←

 

 

5.All Of Me

Rennくんのベースで始まるこの曲は今月25日で脱退してしまうTwollyさんリード。

ものすごくジャッジーでおしゃれなこの曲、去年のTwollyさんバースデー企画の時にGottiさんがアレンジしてプレゼントした曲だそうで。何なん、そういうのめっちゃ好き←

途中掛け合いコーラスがあるんですが、これも高音パートはGottiさん。(低音パートはTwollyさん)

ベルベットの赤ドレープにスパンコールで、そこに左右ころがしで斜めにクロスするようにパーライト置きたい。

ライブでは2番からTwollyさんが客席降りで歌ってくれる時もあるのですが、個人的にはその後の「Thank you for coming the XAVYELLS Live!」って言うあとに拍手を!したいの!!

その方が直後のスローダウンが生きるような気がするんです。なので良かったら皆さんご協力ください。。。

 

 

6.My Favorite Things

こちらはこのアルバム唯一のベースボーカルRennくんリード曲。

皆さん、サウンドオブミュージックというミュージカルはご存知でしょうか。

雷を怖がる子供たちに、先生が元気付けるように「自分のお気に入り」を羅列したら怖くなくなるよ!って言う曲なんですけど、うん、怖いよね、こんな声の先生w

いや、まぁ、大人アレンジって事で、Rennくんリードのこの曲。

Broad6のカバーした同曲知ってる人はその雰囲気に近いけど、ブロードより少し大衆向けかな。スタッカートが効いてる分、ちょっとさっぱりしてカラーイメージが少し違う感じ。

カラーイメージはBroad6の方はダークパープルだけどザビはダークブルー。

それよりベースがリード取ったら誰がベースするねん、って事ですよね。それがね、Rennくんの次に声の低いGottiさんなんですけど、何というか、安定感すげぇ。(突然の語彙の欠如)

普通、バリトンがベースするとやっぱり無理な音域出してるからか、音が浮く感覚があるんだけど、それが全然ないんですよね。これはほんとにザビが一番。すごい。

途中、コーラス4人がユニゾンしてるとこはひょっとしたらBroad6みたくソロ回しでも良かったかなーとも思うけど、最後の♪ラララランラがRennくんパートなのでもうそれだけで十分幸せ。

♪ラララランラから最後の低音までゆっくりおりていく感じがとても好きです。

ここだけやたら長いけど推し曲だから許して。

 

 

7.My Way

アルペジオから始まるQuoくんリードの優しい曲。

死ぬ間際に自分の人生振り返って「良い人生だったな」って思える人なかなかいないんじゃないかな。一番若いQuoくんが歌うっていうのもまたミソなんじゃないんだろうかと思ったり。最近はライブでもそんな話してますね。

カラーイメージは少し薄めのオレンジにあの窓枠のネタ仕込んでホリに当てたい。もしくは斜め上からオレンジ。窓枠の外から強すぎない夕陽が部屋の隅に差してるイメージですな。

個人的には「I've loved」のところのそっと追いかけるようなコーラスアレンジが好きです。

基本的にどの曲もそうなんだけど、アカペラってハーモニーを重ねるその瞬間の優しいようで時折薄氷の上を歩くようなヒリヒリしたような空気がワタシは好きなので、特にこの曲は生で、ライブで聴いて欲しい曲です。

歌い終わって、マイクを下ろす瞬間、会場全員が知らず止めていた息をふっと吸って

そして割れんばかりの拍手を送る、その瞬間を体験して欲しいです。

 

 

8.Green Green

アルファベット表記にされると一瞬わかんないけど、多分誰もが教科書で一回は歌った事あるんじゃないかって曲ですね。

リードを回しながら英語詞と日本語詞を織り交ぜて歌ってるんですが、リードの人物と英語、日本語のそれぞれのマッチングがかなりいいです。

あとコーラスのスキャットがかなり遊び心に満ちていて良い。「What's up!?」とか、思わず歌っちゃう。

 

 

9.旅愁

ここで一気に色味が変わるんですよ。多分長い事聞いてるとわかんなくなっちゃうんだろうけど、最初はこの曲順結構びっくりだった。

ベースの響きのせいなのか、パーカションの音色が変わったからなのか、同じ4人が上で歌ってるはずなのに、何故かこんなにも音色、感触が違う。

カラーイメージもグッと濃いめのオレンジにちょっと赤とか混ぜちゃったりしてエリスポで模様とかも出しちゃったりして。まさに紅葉のイメージですな。

ニゾンとUhAhのバランスがいいのかな、ちょっと最近ライブで聴く機会が減っていたので上手く分析出来てないので、また秋になってきたここらで聴けたらいいなぁと。

リードはGottiさん。

 

 

10.見上げてごらん夜の星を

そこから日はつるべ落としのごとく落ちて行って、景色は夜。

一気にカラーイメージはダークブルーに。ミラーボールに明かり当てて、回さずに置いときたい感じ。

リードはHummerさんです。

ほんと、「上を向いて歩こう」もそうだけど、こういう曲に合う声質なんですよね。

これも生で、っていうか、生声で聴きたいです。

転調の時にほんのり寂しくなるのは本当に何故なんでしょう。

 

 

11.思い出のグリーングラス

最近聞いてないねー。個人的にはもっともっと歌い込んでから円盤に入れて欲しかったなーって気持ちが無きにしも非ずな曲なので、もっとライブで聴きたい。

見る度に「明かりグリーンにすれば曲が成り立つ訳じゃないからな!」って思う。

もうちょっとアレンジも捻って良かったかな、って原曲知らないワタシが言うアレ。すいません。

 

 

12.聖者の行進

どちらかというと昔リコーダーで吹いたイメージが強いようなこの曲。

行進ドラムのビートがたまらなく好きなワタシにとっては、ご褒美のような曲ですな。

リードはTwollyさん。

何というか、この曲こそライブで楽しむのが一番な気がする。

C&Rとか、どんどんリズムが変わる手拍子とか、ホントに体感するのが一番な曲。

CDでは3分だけど、ライブで3分で終わった所を見たことがないww

Twollyさんが最後Yeah!って言った後のやりきった顔を見るのが非常に好きです。

 

 

以上、Nostalgie収録の12曲、超個人的感想でした。

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

少しでも気になった方はぜひぜひthe XAVYELLSのライブ、もしくはイベントへ。

そして、the XAVYELLSはTwollyさん脱退に伴い、新メンバーの募集をしております。

ライブイベント情報、オーディション情報などはこちらから↓

xavyells.jimdo.com

以上、ステマに見せかけたダイマのお時間でした。

お付き合い頂きありがとうございました!

 

12曲って意外と多いね……。3時間掛かったよ……。

*1:主にRennくんが

9月後半+αを語るかと言えばそうでもない。

どうも、こんばんは。つかたんです。

夜中のテンションのままブログ新設しました。勢いってこわい。

こちらはピッチパイプのいち音から無限の音楽を演奏する人たちを追っ掛けているだけのブログです。

 

さて、何でこのブログの開設に到ったかというと、ジャニごとはブログあるのに、同じぐらい動いてるアカペラでブログやってないって不思議だなって思っただけです。

FBに長々と書くのもいいけれど、それだとサーチエンジン検索で引っ掛からないし、バンドのファンブログってきっといくつあってもいいものっていうか、何かそんな事をふと思っただけです。

更新頻度は気まぐれなので、気付いたら半年とか1年とか空いてるかもしれないけどご了承ください。

基本語り体質なので文章は長め。上手い事言いたがりの理屈捏ねですが、どうぞ良しなに。アカペラという広い海域を泳いでるかと言えば、実は好き嫌いが激しいので、そうでもないです。

 

15年アカペラ見てるけど、音楽の知識がないので永遠の新規。(と言い張る)

 

セトリ記録用でもライブレポでもないので悪しからず。

という訳で既に長いですが、次はちゃんとライブの話します。